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当ブログの予想と的中の定義は次のようにします。 シルシ 上位から◎○▲△××の6つ。シルシを打つ馬の頭数は、出走馬の半数を上回らないものとします。 的中 本命的中=◎の単勝を買ったと想定して的中を判定します。 馬連的中=◎○▲△の馬連4頭ボックスを買ったと想定して的中を判定します。 三連単的中=◎→○→▲△××の三連単軸二頭マルチを買ったと想定して的中を判定します。 想定回収率=それぞれの買い目を100円ずつ購入したと想定して、回収率を算定します。

ゴールドシップ〜萌馬名鑑/27

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    〜 千変万化する気まぐれな快速船 〜

    今回取り上げるのは有馬記念でラストランを迎えるゴールドシップ大先生です。
    今ではすっかりムラ駆けキャラとして定着した感のあるシップ先生ですが、重賞初挑戦の札幌2歳Sでグランデッツァの2着、ラジオNIKKEI杯2歳Sではアダムスピークの2着と、デビュー当初は堅実だけど重賞では勝ちきれない、堅実キャラでした。
    そのシップ先生が第2形態に進化したのは明け3歳になって迎えた共同通信杯でのこと。後のダービー馬・ディープブリランテが1.4倍の支持を集めたこのレースでシップ先生は逃げ粘るディープブリランテを直線で捉え、そのまま1馬身3/4差をつけてゴール。今までの勝ちきれなさを吹っ切って、重賞初勝利を挙げたのです。
    こうなると、ひと皮むけたシップ先生には敵なし。悪天候続きで例年以上に馬場が荒れ、タフなコンディションで行われた皐月賞では、ライヴァルが距離ロスを承知で馬場のいい外目を通ったのに対し、ただ一頭内埒沿いを駆け抜け、最後方から直線入口では6番手まで進出する、「宇宙戦艦ヤマト」ばりのワープ航法を披露。そのまま先頭に躍り出て、ワールドエース以下を2馬身半千切ってクラシックのタイトルを手にしました。
    日本ダービーでは好敵手・ディープブリランテに譲りましたが、その後は神戸新聞杯→菊花賞→有馬記念と、タフな末脚を武器に3連勝。
    この頃は、安定して上位争いを演じて確実に配当をもたらすまさに「黄金の船」という印象。ゴールドシップ時代が華々しく幕を開けたと思われました。
     
    しかし古馬になるとシップ先生は、宝塚記念連覇、阪神大賞典3連覇といった活躍を見せる一方で、13年の天皇賞・春で単勝1.3倍の1番人気を裏切る5着、同年の京都大賞典で1.2倍の1番人気を裏切る5着、14年札幌記念では単勝1.8倍の1番人気に支持されながら、ハープスターに屈し2着、今年のAJCCでも単勝1.3倍の1番人気を裏切って7着と、2歳、3歳のときの安定感はどこへやら、「ここは間違いなく勝つだろう」という周囲の期待をあっさり裏切って凡走する気まぐれキャラに変わってしまいました。
    時計のかかるロンシャンの馬場がひょっとしたら合うのでは? と遠征した凱旋門賞でも、見せ場なく14着に惨敗。
    いわば「第3形態」とでも言うべきこの頃のシップ先生は、阪神では無敵の成績が示すように、条件がハマったときには手のつけようもなく強いのに、条件が合わないと格下馬相手にも凡走し、帆は破れ櫂も折れ弾も尽き果てた痛々しい姿でゴールへ帰港する、アテにならない海賊船、という感じでした。

    そのイメージを払拭した? と思われたのがこの春。
    阪神大賞典で3年連続優勝の記録を打ち立てたシップ先生は、一昨年5着、昨年7着に敗れている天皇賞・春に駒を進めてきたのです。
    日本最長距離平地G気任△蠅覆ら、スタミナよりもむしろ高速馬場向きのスピードと瞬発力が求められる舞台。その条件はシップ先生が苦手とする要素であり、過去2年、フェノーメノの背中を見送るだけだった戦績から「2度あることは3度ある」とも思われましたが、結果は「3度目の正直」。
    向正面から得意のロングスパートを決め、堂々と盾を奪取して見せたのです。
    シップ先生はこのとき、難敵にもひるまず、火力と智略を駆使して打ち勝つ最終形態、無敵の黄金戦艦に進化した……
    ……と思ったのですが、前人未踏の平地G技囲覇がかかった宝塚記念では、ゲートが開くと同時にゲート内で立ち上がり、レース開始と同時に勝負あったの15着大敗。そしてジャパンCでも2番人気を大きく裏切る10着に沈みました。

    かつての堅実さはどこへやら、派手さと脆さとが同居した快速船。そこに黄金の、と冠するか、虚飾の、と冠するか迷ってしまうところがシップ先生の憎めない個性ですね。

    そして迎える最終航海は、4年連続の出走となる有馬記念。
    ここでシップ先生は、万雷の拍手の中、ファンに黄金の富をもたらす宝船になるのか。
    あるいはファンの財布からコインを根こそぎ奪っていく海賊船になるのか。
    どちらの結果になっても、「シップ先生らしい」結果だとは言えそうです。

    ゴールドシップ
    芦毛 牡6歳
    父:ステイゴールド
    母:ポイントフラッグ
    母の父:メジロマックイーン
    主戦場:古馬長距離戦線
    馬名の由来:黄金の船。父名より連想。
    主な勝ち鞍:12年皐月賞、菊花賞、有馬記念、13年宝塚記念、14年宝塚記念、15年天皇賞・春、13−15年阪神大賞典、12年神戸新聞杯、共同通信杯
    びぜんやの個人的な狙いどころ:戦歴を見れば阪神芝3000mとの相性が抜群。個人的には、札幌芝2600mでの走りを見てみたかったですね。

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