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当ブログの予想と的中の定義は次のようにします。 シルシ 上位から◎○▲△××の6つ。シルシを打つ馬の頭数は、出走馬の半数を上回らないものとします。 的中 本命的中=◎の単勝を買ったと想定して的中を判定します。 馬連的中=◎○▲△の馬連4頭ボックスを買ったと想定して的中を判定します。 三連単的中=◎→○→▲△××の三連単軸二頭マルチを買ったと想定して的中を判定します。 想定回収率=それぞれの買い目を100円ずつ購入したと想定して、回収率を算定します。

トウカイトリック〜萌馬名鑑/22

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    〜超長距離戦線の生きている化石〜


    私たち夫婦がはじめて競馬場に行ったのは、8年半前、2004年9月19日の阪神競馬場。
    この時の阪神メイン・ローズSではステイゴールドの妹・レクレドールが重賞初勝利を挙げ、後に秋華賞を制すスイープトウショウが3着。新馬戦では翌年のチューリップ賞を制するエイシンテンダーがデビュー勝ちを収めていました。
    また、中山メインのセントライト記念ではコスモバルクがレコード勝ちをマーク。6着にエアシェイディ、8着ポップロックと、後にG?戦線を賑わせる馬たちも、ここで菊花賞切符に挑んでいました。
    ○父、○市なんてマークが新聞の馬柱に書かれていた時代。

    そんな「ひと昔」と言いきってもいいような過去の話ですが。
    この日の阪神9レース、野路菊Sにトウカイトリックは出走していました。
    このレースでは6着に終わっていたトウカイトリックは、結局クラシックの舞台に出ることがかないませんでしたが、秋の福島記念で2着になって芽を出すと、翌年の阪神大賞典では同世代のスーパースター・ディープインパクトを向こうに回しての大逃走劇を演じ、最後は2着に敗れたものの「トウカイトリックここにあり」と、その名を高めました。


    その後、07年(5歳)のダイヤモンドSで待望の重賞初勝利を挙げると、天皇賞・春ではメイショウサムソンからハナ+クビ差の3着。
    10年(8歳)には、2着→3着→4着→5着と4年連続で敗れていた阪神大賞典を勝利。ディープインパクトに屈して獲り逃したタイトルを5年かけて手に入れました。
    さらに10歳の昨年は、ステイヤーズSを勝って驚かせ、古豪健在を示しています。

    国内に限れば2008年春以降、2500m以上のレースに限定して使われ、夏場はしっかり休養。
    ヴェテランらしいしっかりした自己管理で大きな怪我もなく、毎年同じようなローテーションで使われ、万葉Sには今年まで4年連続、アルゼンチン共和国杯、ステイヤーズSには海外遠征していた2010年を除けば6年連続、阪神大賞典にはなんと8年連続で出走。そして天皇賞・春では同一G?8年連続出走という前人未到の記録を達成しようとしています。

    最初の阪神大賞典挑戦時に陣営は、「スタミナには自信がある。4000mでも5000mでも問題ない。そういうレースがあったなら、ディープインパクトにも勝てるかもしれない」と言っていたものですが。
    まさにそのとおりに主要な超長距離重賞のタイトルを手にし、また競走馬生活でも無類のタフネスぶりをみせて、ここまで走り続けています。

    まさに頑丈で、勤勉実直なアイアンホース。
    いまや種牡馬として大活躍中のディープインパクトと同期ということも、エルコンドルパサー産駒というのも「生きている化石」という感じがしますが、こういう古豪が若駒の前に立ちはだかるから、競馬は面白い。

    マンガや小説、ドラマでも、若者がはつらつと活躍するだけじゃなく、ヴェテランが脇でいい味を醸しだしてこそ作品に深みが生まれるものですが、この馬にもそんな「名脇役」の渋みが感じられます。

    いわば、若駒をふるいにかける中ボス的存在。あるいは、超長距離戦線で天下を取るには避けて通れない、「生きる登竜門」という感じの古武者なのです。
    今年も、
    「フフフ……。今年はダービーで2着になった小童がやって来るのか。何? 英国からは青い眼の刺客も来ているだと? 面白い、まとめて刀の錆にしてくれるわ!」
    と、腕を撫していることでしょう。
    まぁ、結局はあっさり挑戦者に蹴散らされるのがオチなんでしょうが、心配はいりません。
    アルゼンチン共和国杯の頃にはきっとまたちゃっかり復活していますから。


    トウカイトリック
    鹿毛 牡11歳
    父:エルコンドルパサー
    母:ズーナクア
    母の父:Silver Hawk
    主戦場:超長距離戦線
    主な勝ち鞍:07年ダイヤモンドS、10年阪神大賞典、12年ステイヤーズS。  
    びぜんやの個人的な狙いどころ:万葉S2勝の実績もありますが、印象に残るのは06年、10年の阪神大賞典での好走。やはり関西の15ハロン戦では馬券から外せません。


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