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当ブログの予想と的中の定義は次のようにします。 シルシ 上位から◎○▲△××の6つ。シルシを打つ馬の頭数は、出走馬の半数を上回らないものとします。 的中 本命的中=◎の単勝を買ったと想定して的中を判定します。 馬連的中=◎○▲△の馬連4頭ボックスを買ったと想定して的中を判定します。 三連単的中=◎→○→▲△××の三連単軸二頭マルチを買ったと想定して的中を判定します。 想定回収率=それぞれの買い目を100円ずつ購入したと想定して、回収率を算定します。

皐月賞 先取り展望

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    桜花賞 実際の買い目
    【月見亭】複勝 12,13 馬連 1213 ワイド 1213 三連複軸2頭流し 12,13−総流し
    【びぜんや】単勝 10,11,15 複勝 10,11,15 ワイドボックス 10,11,15 三連複 10−11−15 馬単マルチ 5→10,11,12,13,15

    月見亭「銀の冠はもう要らない、手にしたのは桜色の宝石で飾られた唯一無二の金のティアラ!」
    びぜんや「桜花賞を勝ったのはジュエラー。後方2番手から末脚一閃。ここ2戦は差し届かなかったが、大一番で2センチ差し切った」
    月見亭「M.デムーロ騎手の大胆な騎乗。前走負けた馬も、2歳女王もいるのに迷わず馬のスタイルを守りきった」
    びぜんや「それに応えた馬も素晴らしいね。姉・ワンカラットとサンシャインは桜花賞で涙を呑んだけれど、妹が大仕事をやってのけた」
    月見亭「2着に私の◎シンハライト。中団から追い上げたけど、僅かにジュエラーのリヴェンジを許した」
    びぜんや「中団でメジャーエンブレムをマーク。タイミングよく抜け出したが、そこで逆にジュエラーに狙われる立場になってしまったな」
    月見亭「最後は首の上げ下げ。どっちにも勝たせたかったけれど、桜の冠はひとつしかなかった」
    びぜんや「それにしてもチューリップ賞でハナ差の接戦を演じた2頭が、今度もハナ差の接戦になるとはなぁ」
    月見亭「阪神マイルでは1勝1敗で決着がつかず。東京2400mに変わるのはどちらが有利かしらね」
    びぜんや「自在性がある分、シンハライトって気もするけどなぁ……」
    月見亭「3着は中団から差したアットザシーサイド」
    びぜんや「おあつらえ向きの瞬発力勝負になったけど、上位2頭にはあっさり置いて行かれた。力の差は認めざるを得ないね」
    月見亭「キミの◎メジャーエンブレムは中団からレースを進めて4着」
    びぜんや「先行馬がわーっと出て行ったときにどっしりと構え中団から。不本意なポジションに閉じ込められているうちに、不向きな瞬発力勝負の流れが出来てしまった。不完全燃焼の敗戦だったね」
    月見亭「オークスの優先出走権はこの4頭が獲得」
    びぜんや「アットザシーサイドはメジャーエンブレムの失策に乗じての3着という印象で、三強構造は変わらないだろうね。地の利のあるメジャーエンブレムに対し、決め手のあるシンハライト、ジュエラー」
    月見亭「そしてトライアルでどんな新星が出てくるか………」
    びぜんや「だね。さて、予想の結果を振り返ろうか」
    月見亭「私は(○◎−)で馬連的中、馬券は上位2頭の複勝に馬連、ワイド、三連複も当たってほくほくだよ。惜しむらくはアットザシーサイドと迷ってソルヴェイグに×印を打ってしまったことかな」
    びぜんや「僕は(▲×○)で予想はハズレ、馬券はアットザシーサイドの複勝が当たったけれども獲って損。どうせ外れるなら思い切ってアットザシーサイドかラベンダーヴァレイに◎を打った方が面白かったかな」
    月見亭「さて、来週は牡馬のクラシック。中山で一番速い馬を決めるレース、皐月賞」
     

    桜花賞予想 byびぜんや

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      爛漫の桜花に囲まれた城。天に弓ひく人馬像の庭を越え、玉座に歩み寄ろうとする姫君がいた。
      衣都「おっと。その席はアンタのものに決まったわけやないんよ?」
      後ろから声をかけられて、姫は玉座にかけた手を止めた。振り向けば城門には、桜の玉座を得んとする17人の少女たちが並んでいる。
      麗夢「詰まらないことを」
      姫はそれを見て、微笑を浮かべ眼を細める。
      麗夢「この席が欲しいなら、実力で奪い取りなさい。この私のスピードに敵うものなら」
      姫がドレスを翻すと、それを追いかけようと少女たちが殺到した。
      めりあ「逃がすか!」
      新沙「そう簡単に渡してなるものですか!」
      美々「遅れてなるか。二度も負けてたまるかってのよ」
      だが。
      麗夢「退屈なのよ、貴女たち」
      しかし先陣を切った娘たちは、桜を散らす姫君の駿速に、触れることも敵わず散っていく。
      たから「うふふ。みんな、光を失っていく……。スピードだけでは、弱い光は……強い光に呑みこまれ、溶けて、失せていくのみ……ふふ……」
      紫花「でも、指をくわえて見てるだけなんて、女のコのする事じゃないのよ。貪欲に行かなきゃですの」
      渚「今度は負けへん。冬のリヴェンジや」
      次の矢を放つのは、切れ味を誇る策士たち。
      たから「うふふ。私たちもそろそろ……行かないとね。黄昏色の聖石よ、私に力を、揺るぎなき光を……」
      衣都「そうねえ〜。じっくり構えてライヴァルに先を越されたりしたら、笑われへんもんねぇ〜」
      進紅「っていうか、もしかしてまた普通に出遅れてませんか、私たち……」
      最後の火花が旋風となって、青空の下に桜花を散らす。
      麗夢「何をしても無駄よ。スピードの前には無力なことを、その身体に教え込ませ、ひれ伏させてあげるわ。その前に少しは、楽しませて頂戴……ッ!」


      さぁ、最強世代の決戦の火蓋が、桜の仁川で切って落とされる。
      刮目して見よ。
      第76回、桜花賞。

      ◎はメジャーエンブレム

      桜花賞 出走有力馬チェック

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        ラベンダーヴァレイ
        早春に開く遺伝子が、今年は仁川で小さな花をつけた。兄たちはトライアルホースで終わったが、妹はその壁を敗れるか。“沈黙の少女”、今満開のとき。
        ◇チューリップ賞では上位2頭の決め手に屈しましたが、久々、しかも格上挑戦ということを考えれば上々の3着だったといえるでしょう。馬体重の増減が大きいタイプだけに、消耗の少ない状態で本番に臨めるのは○。三強の一角が綻びたとき、そこに食い込む力はあります。

        レッドアヴァンセ
        マイル界に燦然たる足跡を残す兄たちの後を追い、桜の舞台にやって来た“約束の桜姫”。淀で見せた脅威の切れ味は両親譲り。一世一代の舞台で、そのDNAが開花する。
        ◇私のPOG指名馬で、エルフィンSを鮮やかに差し切ったときは「桜花賞の◎はこれで決まった」と思ったんですが、チューリップ賞でまさかの大幅馬体減。中間の様子を見ても馬体を戻すのに汲々としているように感じられますし、兄2頭が2週続けて大敗しているのも気がかり。強気にはなれません……。

        アドマイヤリード
        中京で、淀で、混戦をものにした“漆黒の統率者”。タフなレースで燃える勝負根性は父譲り。前哨戦大敗はプライドが許さない。失うもののない場所からひたすらに前を向く。
        ◇自己条件ではいい勝ちっぷりを見せますが、重賞に入るとてんでダメ。チューリップ賞は16着に殿負けしており、休み明け、出遅れを考慮しても評価は出来ません。いい瞬発力はあるので、フローラSなど距離を伸ばしたところで見てみたい気がします。

        カトルラポール
        メンバー最多13戦のキャリアを誇り、4つの競馬場で馬券に絡んだ“若き女旅芸人”。戦場を選ばないマルチタレントが、再び波乱を呼ぶべく花の都へと乗り込む。
        ◇春菜賞では11番人気の低評価を覆してV。しかし真価が問われたフィリーズレビューでは12着に大敗してしまいました。先行して器用さを生かすタイプだけに、大味な競馬でも通用する阪神外まわりは合わなさそうですし、強力な同型の存在も気になります。

        ジープルメリア
        ダートでスピードの違いを見せた“砂の美獣”が再び芝に帰って来た。先行しても脚を溜めてもレース出来るセンスの持ち主。新大陸の血が、牝馬戦線の勢力図を刷新するか。
        ◇新馬戦ではキャンディバローズに勝っていますが、その後が案外。ダートに転じてようやく2勝目を挙げることが出来ました。芝もこなせますが、さすがにこのメンバーに入ると見劣りは否めません。

        メイショウバーズ
        ダートで逃げきり、芝で押し切った“快速の都鳥”。アネモネS9着も着差ほどは負けてない。関西に戻り再び、大きな翼を広げる。
        ◇ダートで勝ち上がった直後に芝でも勝利のオールラウンダー。血統を考えれば芝の方が能力を生かせるでしょう。ただ現状ではマイルはちょっと距離が長そう。それに重賞初挑戦がG気箸いΔ里浪戮重すぎます。
         

        桜花賞 出走有力馬チェック

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          今年は出遅れ癖のある馬が結構揃っちゃった気がしますねぇ……。

          ソルヴェイグ
          雨馬場に出世を阻まれ続けたが、良馬場のフィリーズレビューで一発解答を出した“日輪の申し子”。快速馬の並ぶ血統で、スピード決着は望むところだ。
          ◇時計のかかる馬場で惜敗を繰り返しましたが、良馬場に恵まれた展開はセンスのあるところを見せて完勝。まだ底を見せていない惑星です。血統的に距離延長は微妙ですが……。

          デンコウアンジュ
          深更の稲妻のように瞼に焼きつくのは、アルテミスの神殿に捧げた殊勲の金星。石火の末脚を再び駆使し、“霹靂の御使い”が紋章を灼き尽くす。
          ◇差し馬ではシンハライトとジュエラーが人気を集めそうですが、この馬の末脚も相当なもの。だまし討ちのような形とは言え、メジャーエンブレムを破った実績は特筆出来ます。じっくり脚を溜めて爆発力を引き出したいところ。人気を落としそうなところも魅力です。

          ビービーバーレル
          フェアリーSをまんまと逃げきった、“陶酔の逃走者”。強力な同型はいるが、ここは怯まず自分の道を貫くのみ。大志を抱いて仁川に推参。
          ◇フェアリーSは手頃なメンバー相手に展開が嵌まった印象。前走はメジャーエンブレムについて行って、完全に潰されての9着。メジャーエンブレム相手にまともに勝ちに行っては分が悪く、マイペースで運んで着を拾うか、あるいはメジャーエンブレムが出遅れでもしたときにハナを奪って粘り込むか、でしょう。

          ブランボヌール
          函館2歳Sを圧勝した“白亜の一番星”。もちろんその輝きは一過性のものではなく、秋の重賞戦線でも存在感を示した。前哨戦からの大逆転で、深い印象をターフに残す。
          ◇昨年の実績からすると、チューリップ賞14着大敗は案外でした。叩き2走目での巻き返しを期待したいところですが、馬体に成長が見られないのは気になる点。自在性を生かしてどこまで、という感じです。

          メジャーエンブレム
          阪神JFで2馬身差、クイーンCで5馬身差。圧倒的なスピードでライヴァルを圧倒する“絶対女王”。敵はただ己だけ、最高の一瞬を目指してただ駆け抜ける。
          ◇さて、1番人気は確実。どれだけの人気を背負うことになるのか、それで押し切れるのか、注目です。負けるとしたらアルテミスSのように離れたところから一気に来られるか、徹底マークされてヒートアップするか、それとも出遅れるか、といったあたりでしょうか。まともならやはりこの馬が桜冠最右翼だと思います。

          メイショウスイヅキ
          夏の小倉で、秋の淀で、月光の末脚を煌めかせた“ルナティック・エッジ”。眠れる冬はもう終わり、再びその刃が光を宿す。
          ◇ここまでの戦績を見ると、平坦コースで切れ味を生かすタイプ。重い芝で坂のある阪神では切れ味が殺がれますし、距離も少し長いような気がします。ロスなく立ち回って瞬発力勝負になれば、チャンスがあるかもしれません。
           

          桜花賞 出走有力馬チェック

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            桜花賞の出走有力馬をレビューしてみました。

            アットザシーサイド
            世代屈指の切れ味を誇る“ウェーヴ・リッパー”。母は最強世代のG毅鈎綰蓮J譴硫未燭擦覆った夢をかなえるべく、突き抜けると信じてただ無心に直線を貫く。
            ◇デビュー2戦で切れ味を見せましたが、重賞ではいい脚を使うものの善戦止まり。末を生かすという意味では距離延長はプラスでしょうが、展開が向いてくれるかどうか、です。

            アッラサルーテ
            アネモネSを逃げて波乱を呼び、桜切符を掴んだ“幻酔天女”。トライアルでは逃げを打ったが、本来は先行型。馬群の中で息をひそめ、展開に乗じて再びの波乱を狙う。
            ◇アネモネSでは距離延長に対応し、差し返そうとする勝負根性を見せての2着。このレースだけをみれば高い評価を与えることが出来ますが、それがG気把麺僂垢襪どうか。好位の内で脚を溜められれば面白そうですが。

            ウインファビラス
            新潟2歳S、阪神JFと2度波乱を呼んだ、“眠れる黄金”。順番通りなら、今度はみたび波乱を起こす番。阪神JFで後続に1馬身1/4差をつけていたことを忘れるな。
            ◇新潟2歳S、阪神JFはともに相手が強かったとしか言いようのない2着。しかしアルテミスS、チューリップ賞では見せ場なく大敗しており、強いのか弱いのかつかみどころのない馬です。馬券に絡めるかどうかはオッズとパドック次第ですね。

            キャンディバローズ
            ファンタジーSを好位から差し切り、フィリーズレビューでは逃げて3着。センスとスタミナを兼備した“小さなレジスタンス”。姉・ファインチョイスは桜花賞でジェンティルドンナの7着。それを上回る成績を残したい。
            ◇血統的にも実績的にも千二、千四の馬という印象。距離延長は強気にはなれません。札幌でレコードを出しており、ある程度パワーの要求されるコースは合いそうで、ひと叩きした効果があれば。

            ジュエラー
            シンザン記念で破格の末脚を見せ、チューリップ賞を豪快に追い込んだ“閃煌乙女”。牡馬相手の実績は威張れるもの、牝馬同士なら当然戴冠を視野。
            ◇シンザン記念の目の覚めるような末脚には驚きましたが、チューリップ賞でも再びその末脚を披露。スタートが苦手でどうしても後ろからの競馬になってしまいますが、魅力のある一頭だと思います。

            シンハライト
            チューリップ賞を制し、無敗の桜冠に王手をかけた“汚れなき秘宝”。息の長い末脚と、接戦をものにする勝負根性は阪神外回りで生きる武器。
            ◇無敗の桜花賞を目指す……というと、無敗馬が枕を揃えて討ち死にした昨年の桜花賞が思い出されて微妙な感じもしますね。メジャーエンブレムと勝負付けが済んでない、といえば聞こえがいいですが、言い換えればあれほど強力な先行馬は未経験。あまり買いかぶらない方がいいように思えます。
             

            桜花賞 先取り展望

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              大阪杯 実際の買い目
              【月見亭】三連複軸2頭流し 2,6−総流し
              【びぜんや】馬連流し 7−1,2,3,4,6,8,9

              月見亭「我も亦大海を渡り、世界に我が名を知らしめん! 若駒が宣した大いなる野望!」
              びぜんや「大阪杯を勝ったのはアンビシャス。2番手に上がって逃げるキタサンブラックを徹底マーク、ゴール目前で競り落とした」
              月見亭「今までの直線一気とは違う競馬で新境地を開拓。2コーナーでは持ってかれかけてたけど、そこから横山典騎手がうまく折り合わせて力を引きだしたね」
              びぜんや「これまでは他馬とは関係なしに末脚を使うだけの大味な競馬。しかし今回はキタサンブラックに狙いを定めてマッチレースに持ち込み、競り勝った。初めて“レース”をして結果を出したという意味で、2勝にも3勝にも匹敵する大きな勝利だった」
              月見亭「それにしても今年の4歳馬は層が厚いわね。ドゥラメンテ、リアルスティールが海外に行っても、阪神大賞典をシュヴァルグランが勝って、大阪杯はアンビシャスとキタサンブラックがワン・ツーと、次から次へG妓補が出てくる」
              びぜんや「同世代が競って、後々まで語り継がれるようなライヴァル関係を築いてくれたら楽しいよね」
              月見亭「2着はキミの◎キタサンブラック」
              びぜんや「ハナを主張してマイペースに持ち込み、最後までアンビシャスの猛攻に抵抗したが及ばず。しかし休み明けと斤量を考慮すれば、上出来の2着だ」
              月見亭「3着は最速上がりをマークしたショウナンパンドラ」
              びぜんや「今回は前に行った2頭の競馬で、待機組には出番がなかったね。それでも仕上げ途上の状態でこのメンバー相手に3着なら次走は楽しみだ」
              月見亭「私の◎ラブリーデイはそこから1馬身半遅れて4着」
              びぜんや「行き脚がつかず中団待機になり、さらにスローの団子状態になって動くに動けず。地力で4着まで上がってきたが、不本意なレースだった」
              月見亭「というわけで今週の結果。私は(×△−)でハズレ。馬券も同じく」
              びぜんや「僕は(▲◎−)で、予想も馬券も馬連的中だ」
              月見亭「さて来週は、仁川を舞台にクラシックが華々しく開幕。3歳牝馬がスピードを競う桜花賞!」
               

              フィリーズレビュー予想 byびぜんや

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                短髪の少女が渚を駆けていた。
                深い砂に一筋の足跡が刻まれ、汗が吸い込まれていく。
                「まだ、まだまだや……!」
                乾いた呟きを漏らし、大腿筋に力を込める。
                「哈ッ!」
                気合を一閃、波を蹴る。その切れ味は一瞬、波頭を裂いた。
                「あかん、まだ切れ味が足らんわ」
                自分を追い詰める言葉を吐いた少女は、冬の悔恨を思い出す。
                スタートも決めた、自慢の末脚を炸裂させた、それでも届かなかった。
                勝者にも。
                自分が目標とした、母親にも。
                冬の悔しさはしかし、少女を育てる糧となった。
                「今度は負けへん。絶対、勝ったる」
                渚に足跡と汗の滴が刻まれ、航跡を描く。
                しかし彼女の前には強敵が待っていた。

                御伽噺の国から来た少女は甘い笑顔で罠に誘う。
                「ここは私のための花舞台。踊りましょう、雌雄が決まるまで踊り続けましょう……」
                底知れぬ能力を秘めた光輪の王妃。
                「私としては先週走ってもよかったんだけど。G兇諒が賞金が高いってのはいいわね」
                変幻自在の兎娘が仁川に帰還。
                「今度は千四だって〜。お兄ちゃんみたいに末脚を生かそっかなぁ」

                桜花賞トライアル最終戦、フィリーズレビュー。
                ここ一番に賭けた少女たちが、花の都に覇を競う。

                ◎9 アットザシーサイド
                デビュー戦では残り1ハロンから一気に差し切った瞬発力の持ち主。
                続く秋明菊賞では後方待機から馬群を割って進出すると、33.9秒の上がりをマークして2馬身突き放す快勝劇。
                先行馬との差を瞬く間に埋め、ライヴァルを一瞬で突き放す鋭い切れ味を武器にしています。
                前走・阪神JFでは5着に敗れていますが、デビュー戦からマイナス14キロと馬体を減らし続けていた上に、残り4ハロンから加速して脚がたまりにくいラップになったこと、さらに外外を回らされる展開といくつかの敗因が重なったもの。
                リフレッシュして、実績のある7ハロンに戻り、相手も手頃になる今回は当然好勝負が期待できます。

                ○7 キャンディバローズ
                アストンマーチャン、ワンカラット、アイムユアーズ、ベルカントと、ファンタジーS連対馬が過去10年で4勝しているのがフィリーズレビューの傾向。
                なら昨年のファンタジーS勝ち馬を軽視することは出来ません。
                鉄砲実績がありますし、札幌でレコードをマークしていることから洋芝まじりの阪神は合いそう。ファンタジーSで5頭横一線の激戦を制した勝負根性は、混戦メンバーの中で武器になりそうです。

                ▲5 ボーダレス
                札幌のすずらん賞で3着に入り、中山のカンナSを完勝。
                1勝馬が半数を占める低調なメンバーの中で、このオープン実績は注目に値します。
                前走・京王杯2歳Sでは11着に大敗していますが、スタートで後手を踏んだ上に、直線では内で詰まって脚を余したもの。まったくレースに参加できておらず、これで距離が合わない、重賞は荷が重いと決めつけることは出来ません。
                今回が京王杯2歳S以来の始動戦となりますが、ここを目標にしっかり乗り込まれ心配は無用。一発を秘めた惑星です。

                △14 クードラパン
                1400mに実績のある馬、1200mからの距離延長馬が揃った今回のメンバーの中で異色の、マイルからの距離短縮馬です。
                前走・フェアリーSでは4着に敗れていますが、これは逃げたビービーバーレルにまんまとペースを握られたもの。好位から抜け出しを図ったはずが勝ち馬の策にはまっていたわけで、力負けではありません。
                マイルで楽に先行できる速力があり、距離短縮にも対応可能。うまく脚を溜めて切れ味を引き出せれば、巻き返しが見込めます。

                ×は良馬場で見直したい2 ソルヴェイグと、大外枠から末脚にかける18 メイショウスイヅキ

                買い目は◎の単勝と、◎からのワイド流し。ヒモにはダイアナヘイローを加えた計6点で。

                ■ おまけ ■ 中山牝馬S予想
                ◎9 ハピネスダンサー/前走は牡馬相手に差を詰めた。軽ハンデでここも好戦。
                ○4 アースライズ/昨秋以降充実の足跡。ここから牝馬戦線の中心へ。
                ▲10 アルマデイヴァン/サマーマイルで牡馬と互角の戦績。距離は守備範囲。
                △12 シングウィズジョイ/前走が完勝。距離延長はプラスで、2キロ増でも。
                ×8 ノボリディアーナ/千八のG兇魏勝。自在の脚質も魅力。
                ×7 フレイムコード/自分のペースなら崩れない。侮れない7歳牝馬。
                 

                アネモネS予想 byびぜんや

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                  早春、中山競馬場。
                  枯れ枝の林を斜光線が透過し、北西の風は冬の硬さではなく、春の柔らかさを帯びて吹く。
                  「ここが、中山競馬場」
                  リュッサックを背負った三つ編みの少女が、口を半開きにしながらその威容を見上げていた。
                  「グランプリが、皐月賞が、スプリンターズSが行われる場所」
                  視線を上向きに固定しながら、少女はターフを目指して歩く。
                  「……そして、母っちゃが最後に勝った場所。桜切符を掴んだ場所」
                  少女はやがて早足になり、
                  「すげぇ。新潟よりうんと大っきい」
                  小走りになり、
                  「中京より賑やかだし、」
                  そして駆け出す。
                  「府中もでかかったけど、中山の方がスタンドが近けぇな」
                  聳えるようなスタンドを見上げ、少女はため息をつく。
                  「スタートは……あんな奥にあるだか。ゴールは……そっか、ここは右回りなんだなや。右回りで走んの、おら、初めてだべ」
                  武者震いを隠し、硬い笑みを浮かべた少女の前に、立ちふさがる影がある。

                  プラチナをオーラを纏う、西の秘密兵器。
                  「手応えのなさそうなメンバーやな。アネモネの花束はウチがもろたで」
                  栄光への扉を叩く、桜色の拳。
                  「ボクを重馬場専用とナメてないかい? 良馬場でボクの真価を見せてあげるよ」
                  惜敗続きの娘が、涙の日々にサヨナラを。
                  「4着はもういらない。勝ちに行くわよ、今日こそ」

                  「そう来なくっちゃ」
                  戸惑いがちだった少女が、強敵の姿を認めてようやく瞳に光を宿した。
                  「そうじゃなっきゃ、倒しがいがねぇべ」

                  桜花賞トライアル第2弾、アネモネS。
                  桜を散らす東風はここから。

                  ◎6 ワンスインナムーン
                  母・ツーデイズノーチスは09年のアネモネS勝ち馬。アネモネS母仔制覇という地味な記録を目指しての参戦です。
                  デビュー戦では3番手以下をやや離して逃げると、最後まで勢い衰えず逃げきり勝ち。
                  その後は1400m戦を中心に使われ勝ちきれない競馬が続いていますが、7ハロンでもスムースに先行できるスピードは中山のマイルで生きてきそうです。
                  デビュー戦のように逃げてもレースが出来るのは強みで、好枠から積極的な競馬での桜切符獲りに期待します。

                  ○14 リボンフラワー
                  全兄がダノンプラチナという良血馬。デビュー戦ではのちのチューリップ賞勝ち馬・シンハライトの3着に好走し、前走・千両賞ではのちのアーリントンC勝ち馬・レインボーラインの3着に健闘。のちのシンザン記念勝ち馬・ロジクライを5馬身突き放していたのですから、強い競馬でした。
                  重賞勝ち馬が不在の中、強豪相手のこの戦歴は光ります。スタート、外枠の課題は残りますが、期待したい1頭です。

                  以下……

                  ▲1 メイショウタチマチ/牡馬の強豪相手に切れ味披露。小回りもこなせる。
                  △10 ペプチドサプル/阪神JF4着は威張れる戦績。自在性が武器。
                  ×15 オウケンビリーヴ/新馬戦でシンハライトの2着。時計かかれば。
                  ×12 エクラミレネール/同舞台の菜の花賞を快勝。
                   

                  チューリップ賞予想 byびぜんや

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                     三方を海に囲まれた岬の宮殿。
                     ひとりの女性が、愛娘を送り出そうとしていた。
                    「いよいよ貴女にとって初めての重賞ね」
                     海風に強張ったように娘を見据える母に対し、娘は強い意志を感じさせる視線で応える。
                    「大丈夫です、お母様。兄様たちも同じように重賞に挑んで、そしてそれをものにしているのですから」
                    「そうね。でも、私たち一族の悲願は、G祇覇。それを忘れないで」
                    「はい。大兄様は淀でふたつのタイトルに輝きましたが故障に泣き、くー兄様は大舞台で波乱を巻き起こしましたが、戴冠には至らず」
                    「でもあなたのふたつ上のお兄様は淀で、偉大なる王の庭から杯を奪ってみせました。貴女とどちらが先にG気魍佑襪海箸砲覆襪里、楽しみね」
                    「はい。るー兄様に負けないよう、がんばります」
                     潮騒の中の、母娘の誓い。
                    「あのー」
                     そこに控えめに、声を挟む若者がいた。
                    「一応僕のことも忘れないでもらえると嬉しいんですけど」
                     三男坊の姿を見て、母娘の視線は氷の色を帯びる。
                    「リオン兄様……」
                    「そうね。あなたもうっかり淀で勝ってしまったり、ちゃっかり夏の王座に座ったことがあるのよねぇ」
                    「うっかりでもちゃっかりでもないですよ……」
                     三男坊はぼやいたあと、
                    「まぁ、がんばれ、妹よ。大外枠を引いてしまったが、なぁに、ライヴァルを気にせず走れると考えれば悪くはないさ」
                     そう、妹を元気づける。そんな愚兄に賢妹は、
                    「別に私、まわりにライヴァルがいて密集していると、気をつかって走れない、なんてことないですし」
                     冷やかな言葉の矢を浴びせた。
                     図星を突かれ黙る兄に背を向け、少女は戦地に脚を向ける。
                    「それに、あのバケモノのような女王を倒すためには、生半可な切れ味じゃダメ。トライアルで、大外からまとめて呑みこむくらいの力をみせないと」


                     良血の才媛に立ちはだかるのは、夏と冬に光った銀の王女。
                    「もう、2番目は要らない。ここも、そしてその次も勝ちきるのみ」
                     少年たちを霞ませた、宝石のごとき末脚の輝き。
                    「アタシの輝きの前で、みんなの眼の光が失せていく。その瞬間がアタシの快感」
                     夏の一番星の衝撃、再び。
                    「先行しようかしら、追い込もうかしら、それともひとまくり?」
                     紅梅の花束を得た娘が、無敗の桜冠に向けて突き進む。
                    「紅梅、チューリップ、そして桜。どの花も素敵やなぁ。ぜぇ〜んぶ、もろたろっ♪」

                     桜花賞トライアル第1弾、チューリップ賞。
                     最高の舞台で、豪華なメンバーによる、最強挑戦者決定戦。

                    ◎16 レッドアヴァンセ
                    上にリディル、クラレント、レッドアリオン、サトノルパンと重賞勝ち馬が並ぶ良血馬です。
                    デビュー2戦は勝ちきれませんでしたが、年明けの未勝利戦で直線一気を決めると、続く前走・エルフィンSでも最速上がりをマークして豪快に差し切り。末脚に徹する競馬で才能を開花させました。
                    兄たちは京都で活躍した馬が多いですが、この馬の溜めて切れるレースぶりは京都よりむしろ阪神にマッチしそうで、3連勝で桜花賞候補に名乗りを挙げます。

                    以下……
                    ○9 ジュエラー/シンザン記念の末脚は圧巻。コース替わりが鍵。
                    ▲10 ブランボヌール/前走がちぐばくな競馬。展開不問でスムースなら。
                    △11 シンハライト/スピード上位。マイルも守備範囲で。
                    ×5 クィーンズベスト/意欲の連闘。骨っぽいメンバーと戦ってきた実績気になる。
                    ×7 ラベンダーヴァレイ/良血馬は人気落ちで狙え。
                    ×12 ウインファビラス/重賞で常に上位争い。目標は先でも侮れず。
                     

                    クイーンC予想 byびぜんや

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                      「あー。つまらない。たいくつ。面白いことなんて、何もありませんわ」
                       白亜の城、ただひとりだけに許された玉座に座る少女は、脚をぶらぶらさせながら頬をふくらませる。
                      「冬の仁川の戦だって、世代最強の乙女たちが集うと聞いてましたのに、誰ひとり私のスピードについて来られなかったんですから」
                       女王が選んだ次の戦地は仁川ではなく、秋に苦杯を喫した府中。
                      「秋には敗れましたけども、あの時は出し抜けのように遥か外からかわされただけで、ドキドキするというより、あっけにとられたような感じでしたし。それにあの子、次の仁川で私が本気を出したら、全然ついてこられませんでしたもの。あれでは、もの足りませんわ」
                       ライヴァルのいない孤独。醒めた表情から、ため息がこぼれる。
                      「私が求めているのは、もっと刺激的な戦いだというのに。今度はもう少し胸が躍るような戦いが出来るといいんですけど」

                       若き女王に立ち向かうのは冬の中山を駆け抜けた疾風。
                      「スピードに秀でた女王様、ねぇ。あたいのスピードについて来れるかな?」
                       夏に輝いた黄金の才能が、仁川のリヴェンジに闘志を燃やす。
                      「後方一気だけが私の戦い方じゃない。今度は射程に入れて見せる」
                       父譲りの瞬発力を武器に、牙を研ぐ少女。
                      「府中なら小細工無しの勝負が出来るわ。磨かれた末脚、見せつけてあげる」

                       玉座から戦場へ。若き女王が城を出るとき。それは春のクラシックに向けた高らかなるプレリュード。
                      「そうね。少しくらいハンデを背負ってさしあげようかしら。このままじゃ…………退屈すぎますもの」

                      桜を視界に、2016桜花賞ロード第2戦。
                      クイーンC、開戦。

                      ◎3 ロッテンマイヤー
                      母のきょうだいにはブエナビスタをはじめ、重賞勝ち馬が6頭もいるという良血馬。
                      デビュー戦は2番手で流れに乗ると、早め先頭から押し切る横綱相撲で、良血馬らしいセンスと才能を見せつけました。
                      今回は叩き2走目の上積みが見込めますし、中距離適性が求められる東京マイルへのコース替わりもプラスに出そう。行きたい馬が揃った中、先行集団を見る位置で脚を溜めることが出来れば、大物食いもありそうです。

                      以下……
                      ○6 メジャーエンブレム/コース、ローテ、斤量、展開、不安材料も少なくないが。
                      ▲8 ペルソナリテ/阪神JFでは最速上がり。流れひとつで。
                      △13 サプルマインド/新馬戦で非凡な末脚披露。府中で再現なるか。
                      ×11 ビービーバーレル/控えてもレースは可能。ここが試金石。
                      ×12 エクラミレネール/新境地開いた前走。成長著しく軽視禁物。

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